2006年08月05日

いにしえの漆(うるし)桃源郷七宝

漆(うるし)とは、漆(うるし)の木が自分を守るために出す樹液のことです。漆の木は、長い年月の間に傷つくこともあります。
そんなとき、漆の木は、傷口をふさぐために樹液を出します。
漆(うるし)は、漆(うるし)の木の「かさぶた」なのです。

いにしえの漆(うるし)桃源郷七宝(とうげんきょうしっぽう)
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輪島漆器大雅堂(株)の常設展示場には、新作の輪島塗に混じって、古ものの漆工芸品があります。
このお膳は、細工が大変手が込んでいて、美しい輪島塗です。

蒔絵(まきえ)だけでなく七宝の技術をも使って、美しい桃を描き出しています。大変珍しい輪島塗で、残念ながらいつ頃の製作かはわかりません。

このお膳の蒔絵や七宝の装飾は、美しい桃源郷をイメージしたもの。
桃源郷とは、有名な仙人・西王母(せいおうぼ)の桃園のことです。そこに実る桃の実は、食べれば長生きをする長寿のシンボルとされます。

孫悟空が食べた桃の実は、この輪島塗のお膳にあるような、美しく魅惑的な桃だったのでしょうねー。

posted by 輪島塗 at 16:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 輪島漆器大雅堂展示場